ホントは怖い?「てるてる坊主」の真実とは?

みなさん、こんにちは。安芸ん堂のひまごんです。

雨の季節ですね。
ひまごんの住む広島も、まさに梅雨真っ盛り。
中国地方の梅雨明けは、平年通りだと7月20日前後らしいので、まだまだ、あと1ヶ月は雨とお付き合いしないといけないみたいです。1ヶ月かぁ……長いなぁ。
日本の四季は情緒があって良いものだけど、雨が続くと気分もどんよりしがちです。
そんな時には、ちょっとかわいい「てるてる坊主」なんかをぶら下げて、梅雨の晴れ間を願いたいものです。

「てるてる坊主」について調べてみよう

みなさんご存知の通り、晴れることを願って作られる、白いアレですね。
昔々は、「照る照る法師(てるてるぼうし)」と呼ばれていたのが「照る照る坊主(てるてるぼうず)」になったと言われていて、今でも地域によっては「てるてる法師」、「てれてれ坊主」、「日和坊主(ひよりぼうず)」など、様々な呼び名があるそうです。
逆さに吊るすと明日は雨になるといわれていて、こちらは「ふれふれ坊主」「あめあめ坊主」「るてるて坊主」などと呼ばれています。
ちなみにひまごんは子どもの頃から「てるてる坊主」と「るてるて坊主」と呼んでいました。
遠足の前の日などは、友達と「てるてる坊主」を作って教室の窓際にぶら下げたりしていましたね。
まぁ、大人になってからも時々作ってますけどね。
いつぞやはかめくんにも持たせました。

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童謡『てるてる坊主』の謎

♪てるてるぼうず〜てるぼうず〜 あ〜した天気にしておくれ♪
という有名なフレーズ。きっと誰もが聞いたことがあるフレーズですよね。
ひまごんも「てるてる坊主」を作っては、口ずさんでいました。
でも、これって童謡『てるてる坊主』の一節なんですね。
ひまごんは知らなかったんですけど、当然続きがあります。
しかも3番まで。

童謡『てるてる坊主』  作詞・浅原鏡村  作曲・中山晋平
1.てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
  いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴あげよ
2.てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
  わたしの願いを聞いたなら あまいお酒をたんと飲ましょ
3.てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
  それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ

Σ(゚д゚;) !!
明らかに3番の雲行きが怪しい……
動揺、、、違う!童謡ですよね!?
(わらべ)がう(うたう)と書いて童謡…ですよね?
なぜそんな残酷な表現が??
これは調べてみた方がよさそうです。

幻の歌詞があった!?

ひとまず、「てるてる坊主 童謡」をキーワードにして検索です。
ポチッと。。。。。。
すると、「恐ろしい」「怖すぎる」「残酷」などなど、童謡について検索したとは思えないワードが次々と出てきます。
その中でも、「削除された1番の歌詞」というワードが気になります。
削除された? 1番は確か、
「てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
 いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴あげよ」だったはず。
削除されたというのは一体どんな歌詞なのか。
ふむふむ…どうやら削除されたのは

「てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
 もしも曇って泣いてたら 空をながめてみんな泣こう」

という歌詞のようです。
(・-・)・・・ん?
「曇って泣いてたら〜」は問題の3番の歌詞なのでは?
これが幻の1番だったってこと?
どうしてこっちを削除したの? なぜ、より残酷な歌詞を残したの?
疑問はつのるばかりです。そうとなれば調べるしかありません。
ポチッ、ポチッ、ポチッ……。あちこちのページを開いては閉じ、開いては閉じ…。
どうやら、大体どこもこんな説明がされています。

 どうしてこちらが削除され、「残酷な対応」のほうが残されたのでしょう。一説には「首を切る」という表現には「虫をちぎるなど残酷な一面をもつ子供の特性」を表しているとも、「願望を通そうとする権力者の暴力」という意味が潜んでいるともいわれます。
 けれど……「てるてる坊主」との関係で、「首をチョンと切る」ような力ある立場に、当時の子供がいたのでしょうか? 残虐な愉しみの入る余地など、あったのでしょうか?
  天気予報が発達した現代でさえ、人間の力で雨を自在に降らせたり晴れにしたりはできません。当時の子供は、本当に大事な日は「力をもつ」てるてる坊主に本 気でお願いしたでしょう。思いつく最大限の褒賞が「金の鈴」や「あまいお酒」であり、最大限の脅し(罰)が「首を切る」だったのではないでしょうか。「いちばんいいものあげるか首を切っちゃうかだよ!」と脅してでも晴れにしてほしかったにちがいありません。
 そんなときに、「ダメな場合は一緒に泣こう」なんて計画はぜったい考えられないはず。リアルな感情を追求したら、こちらが削除されて当然、そんな気がするのです。
 もっとも、いまの教育界だったら「3番」のほうが幻になっていた可能性も大いにありますが……。

「権力者の暴力」って……。そんな含みのある内容が童謡として歌われていたんですね。
ちょっと怖い。歌詞だけじゃなくて、そんな裏側も怖い。

「てるてる坊主」の起源

気を取り直して、てるてる坊主の起源について調べてみましょう。
てるてる坊主は中国から伝わったそうです。
ただ、中国では「坊主」ではなく女の子だそうです。
白い紙の頭に、赤い紙の服を着せ、箒を持たせた「掃晴娘(サオチンニャン/そうせいじょう)」が、箒で雨雲を払い、晴れの気を呼んでくれるんですね。
調べてみると、ここにも悲しいお話がありました。

昔々、北京に美しくて賢い『晴娘』という娘がおりました。
ある年の6月、大雨が降り続いた北京は水で溢れかえり、人々は大変困っていました。
晴娘は「大雨が止みますように」と、天に向かって祈ります。
すると天から、「東海龍王の太子の妃になれ、さもなくば北京を水没させる」との声が聞こえてきたのです。
それを聞いた晴娘は、北京の人々のため、その命に従がいます。
すると、雨は止み、空は晴れ、その代わりに晴娘の姿は消えてしまいました。
それ以来、人々は雨が続くと、切り紙が得意だった『晴娘』を偲び、人の形をした切り紙「掃晴娘」をを門に掛け、晴れを祈るようになりました。

この「掃晴娘」が日本に伝わって、「てるてる坊主」になっていったんですね。

「てるてる坊主」の正しいお作法とは?

teruterubouzu04子どもたちが作った「てるてる坊主」。
色んな顔をした「てるてる坊主」たちが軒先に並んでいる、そんな風景を見ると心までほっこりしますよね。

ですが、てるてる坊主に顔を描いて吊るすのは間違いって知っていましたか?
もちろん、ひまごんは知りませんでした。
ひまごん調べによると、どうやら「てるてる坊主」は顔を描き込まずに吊るすのが正しいようです。
じゃあ、いつ顔を描くの?と思いますよね。
それは、祈りが通じて天気が晴れた時、なんです。
晴れたらお礼に顔を描いて、お神酒を供えて川に流します。
雨なら顔は描かずに処分するんだそうです。

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なんだかちょっと可哀想。ここでもやっぱり可哀想。

結局描きます!

ここまで調べてきて、怖かったり、悲しかったり、可哀想だったり。
そんな「てるてる坊主」ですが、明日の晴れを願う気持ちは、子どもも大人もみんな同じ。
願う気持ちが同じなら、楽しく作ってあげたほうが「てるてる坊主」も頑張れると思うんですよね。
なので、これからもひまごんは顔を描いて吊るすことにします。
だって、のっぺらぼうの「てるてる坊主」が並んでたら、ちょっと怖いし……。

 

ともあれ、雨の続くこの季節、あのフレーズを口ずさみながら「てるてる坊主」を作ってみてはいかがでしょうか?
顔を描くか描かないかは、あなた次第ですけどね。

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