広島ブランド野菜!緑色のなす「狩留家なす」

こんにちはaiです。

いきなりですが、緑色のなすって見たことありますか?
広島県の安佐北区狩留家町に緑色のなす
その名も「狩留家(かるが)なす」!

実はこの「狩留家なす」
テレビや新聞にも取り上げられ、今話題のなすなんです。
農林水産省「特別栽培農産物」の広島県認証商品になっている広島県のブランド野菜

緑色のなすって一体どんな味?
どんなところで栽培されているの?

狩留家なすに興味深々の安芸ん堂メンバーは、
早速狩留家に取材に行ってきましたよ~

きれいに手入れされた畑

9月初旬の気持ちのいい朝、安芸ん堂のai、ひまごん、よんの3人は集合場所のJR芸備線狩留家駅で集合しました。駅が見えているのにたどり着けないというお約束の迷子をしつつ、この日お世話になる代表の黒川さんと合流することができました。

狩留家なすは、NPO狩留家のグループに所属する農家が栽培しています。
今回お邪魔したのはその中の3つの畑です。
どの畑を拝見してもきれいに整備され、管理されている様子が素人のaiでもわかる程です。

土がふかふか!きれいな畑

最初に見せてくださった畑は、パッションフルーツなど、変わったものも栽培されている方の畑です。
緑色のなすが、朝日に照らされとっても美しい光景です。



▲鮮やかな緑色のなす

「わ~本当に緑色!」
畑に植わっている緑色のなすを初めて見てテンションが上がります。
こちらの畑、鮮やかなプチトマトも栽培されていて、
「もいで食べてみんさい」と勧められた私たちは遠慮なくパクリ!
ちょっとびっくりしましたよ。
甘いだけじゃなくて、トマトの香りがずっと口に残るんです。
スーパーで売ってるのとは違う「 これがトマトなんだ~」っていう 本物の味。
こんな美味しいトマトがある畑の狩留家なすはおいしいに違いないと確信しました。

 
▲案内してくださった黒川さん(左)、おいしいトマト(右)

あ、黄色いなすがありますよ。
これは種を取るために置いてあるそうです。

みんなで栽培!集会所の畑

次に向かったのは、NPO狩留家減農薬農園。
集会所の横の、150坪程の大きな畑に案内していただきました。

こちらには220本の苗木が植わっています。1本の苗木から年間50個くらいできるそうです。しかし、この狩留家なすは、きれいな緑色であることに商品価値があります。白かったり、少しでも傷がついたりしていれば、出荷することができません。その厳しい水準を満たさなければ全て規格外となってしまいます。50本できても、20本くらいしか狩留家なすブランドの商品にならないのだそうです。

こうしていいもの、悪いものを見分けながら、収穫の作業が進んでいきます。
「これのどこがいけないんですか?」
aiはほんの少しだけ傷がある狩留家なすを指して聞いてみました。
「これはね~中に虫がいるんだよ~」
と中を割って見せてくださいました。
これを一瞬で見分けられるなんてすごい!

さらに収穫をさせてもらいましたよ~

さらに畑の周りには「ソルゴ」という植物が植えられています。
ソルゴには、なすの害虫が集まるので、防虫としての効果があるそうです。

厳しい管理

もう一軒、少し山の手の畑にお邪魔しました。
収穫を終え、自身で判別されているところでした。
きれいな緑色がついていないと商品価値がありません。
こちらでも厳しい選別をされていました。

「自分で作った野菜の選別は、どうしても甘くなりがちです。これくらいならパスしてもいいんじゃないか?と考えてしまいます。だって収穫までに物凄く手間が掛かっているんですから。なのでできるだけ選別は別の人がやったほうがいいいと思います。」

ドキッ!なんと自分に厳しい意見。
よりよい品質を求めるためにはやはりこれだけ厳しくシビアにいかなければいけないのですね。この考えは、どんな職種の人も見習うべき姿勢だと思います。

  

厳しい管理で安全安心を証明

NPO狩留家の狩留家なすの畑は、現在20ほどあります。
いつ、何の肥料をしたか、農薬をしたか、という情報を全ての生産者が管理しています。
トレーサビリティ(食品の安全を確保するために、栽培から加工・製造・流通などの過程を明確にすること)を徹底しています。

  

仕分けと選別を終え無事出荷

先ほど収穫した狩留家なすを持った生産者が次々と朝市の会場へ集まってきました。ここで、さらに選別が行われ、大きさを分けられ、袋詰めされ、箱詰めされていきます。

2回の厳しい選別をパスしたものだけが狩留家なすとして商品になっていくんです。A級品は広島ブランドの袋に、それ以外のB級品はノーブランドの袋に1本ずつ丁寧に袋詰めされていきます。

みなさん手慣れた様子で、和気あいあいと楽しく作業されています。この良い雰囲気を保つっていうのもなかなか大変なことなんですよね~

ここでひまごんがおもしろいなすを発見!


▲か・・・かわいいっ

とってもきれいな狩留家なすだけれど、こんな風に顔みたいになってたら商品にできないそうなんです。え~もったいない~。かわいいのでひまごんが頂いて帰ることに。
 
 

美しい狩留家という土地

さて、みなさん狩留家ってどこにあってどんなところかご存知ですか?
狩留家町は、広島県安佐北区にあります。JR芸備線「狩留家駅」があります。

 
▲のどかな狩留家駅。写真撮りたくなっちゃう雰囲気です

なんとこの町、コンビニもスーパーも農協の支店も無いのだとか
狩留家は、「広島市内から一番近い本物の田舎」
と言われているそうで、これにはaiも納得です。
東広島に住んでいるaiも田舎ではありますが、こんなにゆっくりとした時間は流れていないような・・・

狩留家という土地は、古くから栄えていました。
大和朝廷時代から、狩留家は「狩りをする場所」として伝えられ、江戸時代には、 浅野藩公が狩りをしに来ていたそうです。

狩留家の歴史→こちら

黒川さんが狩留家のオススメスポットを案内してくださいました。

 

水車小屋

狩留家から、東広島志和町へ抜ける山道を登って行くと、ずいぶん登ったところに水車小屋があります。
水車小屋がある場所は昔棚田だった名残の石垣があります。
今ではトトロが出てきそうな森です。

毎日パソコン仕事のaiはだいぶストレスが溜まっていましたが、この水車小屋のマイナスイオンに癒されましたよ~空気がきれいで、木漏れ日が幻想的です。
ストレスが溜まっているみなさん~
この場所で是非深呼吸してみてください!最高ですよ~

  
▲水車小屋の横にはきれいな川(左)、棚田の名残の石垣(右)

  
▲幻想的な森。マイナスイオンに癒されます

 

大きな岩!山豪岩(やまだちいわ)

水車小屋から車でさらに山頂へ進むこと2~3分。大きな岩が出現しました!

 

山豪岩(やまだちいわ)と言い、神様を祀るように鳥居があります。ものすごく大きいです。aiが並ぶとこんな感じ。

この岩に触ったらなんかいいことがありそうなんで
なでなでして、お祈りしておきましたよ~
何をお願いしたかは秘密です。

 

圧巻の棚田

aiは田舎育ちなので棚田は子どものころから普通に存在する風景の一つでしたが、棚田を知らない人は「amazing!」とつい言っちゃうそうです。
今回改めて棚田を見るとその気持ちがわかりました。
階段状にゆるやかな曲線が大小様々に並びます。きれいです。

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機械もない時代、傾斜地を開拓した先人たちが、手づくりで石垣を積みあげたんです。田舎の風景を自然だね~なんて言いますが、人が時間をかけて人工的に作った努力と知恵の結晶なんですね。

狩留家ってかなり山の中という感じですが、広島市内からはそう遠くないのでオススメの癒しスポットです!

こんなきれいな場所で作られたこだわりの野菜「狩留家なす」
是非一度お試しいただきたい!

ということで
安芸ん堂での販売が決定しました~!
やった~!

いつから販売するの?などの詳細は狩留家なすブログ第2弾で!
第2弾は料理編!料理番長のひまごんが腕を振るいますよ!

NPO狩留家のみなさま楽しくお話しを聞かせていただきありがとうございました!
代表の黒川さんたくさん案内してくださってありがとうございました。
狩留家にまた癒されに行きま~す!


▲NPO狩留家のみなさん

 

NPO狩留家→こちら

りんごのように甘い狩留家なす→こちら